間口約7m奥行き14mの東京的とも言える敷地における、木造二階建て住宅の計画。厳しい高さ制限をクリアしながら、天井高4m約33㎡の大きな気積をもったLDKを計画。この大きな気積によって全方位から光や風が抜け、柔らかい光があふれる空気感のある空間になっている。部屋の境は開放可能な引戸にしてお互いが繋がり、中庭からは光や風が届けられる。東京の狭さや息苦しさに抗うような、明るく優しい光のあふれる建築を実現している。
所在地 :東京都目黒区
用途 :戸建住宅
構造・規模:木造地上2階建
延床面積 :115.76m2
設計・監理:片山正樹建築計画事務所
構造設計 :馬場貴志構造設計事務所
施工 :株式会社栄伸建設
写真撮影 :西川公朗